the front line 〜姫は実在したのか〜

http://www.geocities.com/satomihime2003/
 

2002年5月22日、ある一人の女性が急性骨髄性白血病にて逝去しました。
彼女のHNはさとみ(里美)。23歳。看護婦。2000年の秋頃に急性骨髄性白血病を発症した彼女は、翌2001年初旬に闘病サイト「the front line」を開設。病室から発信される彼女の闘病日記は多くの同病患者を励まし勇気付け、また、白血病とは直接関わりのない読者の心を打ち、UDや骨髄バンクへの理解を広めました。
チャットや掲示板は日々増える応援者(ファンまたは信者とも呼ばれる)の書き込みで連日賑わい、彼女を「姫」と呼ぶ主治医(OSHIDA氏)やオフラインでの友人たちも顔を覗かせ交流は続きました。
しかし、2002年5月22日。
1年8ヶ月に及ぶ闘病生活にピリオドを打ち、彼女が僅か23年の短い人生に幕を下ろした事実を主治医によって伝えられました。悲しみに暮れるムードの中、彼女の生存中には口に出すのを憚られた疑問の数々が2ちゃんねるスレッド内で噴出しはじめます。
 
「彼女は本当に存在したのだろうか!?」
その疑惑の元、彼女が存在したという確証を求めて、真贋論争は幕を開けました。