ラーメンが憤死する頃に

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平成17年初夏 俺は、ニートになった。例年よりも暑さの訪れの早い今年の6月は、昼にはセミの、夕暮れにはひぐらしの合唱を楽しませてくれた。
「いるんだろ・・でてこいよ・・。4人で俺を襲って、その右手の注射器を俺の首に刺して祟りに見せかけて殺す気だろ」
「いままで、幾百と同じ死の山脈を乗り越えてきた俺がなにを恐れるいうのか。おいで、遊んでやるよ注射男」
「ぐぎゃったら負けかなと思ってる」
学校に行ってるはずの人間が、いない。いないはずの人間が、いる。就職は不可避か。屈する他ないのか。でも屈するな。
君にしか、立ち向かえない。連続引篭怪奇ノベル「ひぐらしのなく頃に 親泣し編」
恐れるか。委ねるか。立ち向かうか。楽しみ方はあなた次第。